こんにちは。
今朝、ゴミ捨てがてら、ほんの少しだけ遠回りして歩いてみました。
気持ちいい日差しの中、せかせかと歩いていたら息苦しくなって、つけていたマスクを少しずらしたんです。
その途端、ふわっと花の香りを感じました。
足元を見ると、小菊がいくつも手入れされて咲いています。
ふとした時に出会える花、本当にきれいだなーと思わずにはいられませんでした。
(上の写真の花は別のものです。)
季節や周りの変化は視覚で見つけることも多いですが、嗅覚で感じることも意識せずしていたんだなと改めて気付かされました。
最近は外に出るときは必ずマスクをしています。
マスクをするというのがある種当たり前の感覚になったようにも思えます。
でも今朝のように、マスクをずらしていなければ気付けなかったのかもしれない足元の花を思うと、些細だけど大事なことを何か取りこぼしていないかな、となんとなく不安になるのでした。
嗅覚は記憶と強く結びついていると聞いたことがあります。
秋のにおい、早朝のにおい、雨がふりそうなにおい。
あの日のにおい、誰かのにおい。
においで記憶が呼び起こされることがあるのは私にも経験があるので理解できるような気がします。
人間っておもしろいですね。
私がいまだに苦手なのは春先のにおいです。
人見知りで引っ込み思案だった私は、新しい環境が始まる春先は常に緊張してそわそわして仕方なかったんです。
クラス替えはもちろん係やクラブの決め事など、とにかく新しい環境に馴染むだけで怖いのに、緊張する場面の連続。
もうあの経験はしたくないよなぁといまだに振り返るくらいに、私にとっては気持ちに余裕がない季節でした。
花のつぼみが開き出したり、日差しが心地よかったり、
ゆったりと感じられれば素敵な季節なのに。
そんなちょっと苦い出来事を思い出してしまうにおいでもあります。
いつになったら慣れるんだろうかと毎年思うんです。
あ、そういえば大人になってからは春は花粉症の季節になりました。
…やっぱりこれからも慣れることのない季節かもしれません(笑)
それではまた^^
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